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ごあいさつ

私が小学生だった頃、手塚治虫のブラックジャックというマンガがありました。ブラックジャックという医師は、博識で何でも診ることができ、腕も確かなのですが、法外な医療費を請求するので金の亡者のように言われます。しかしそうでありながら実は人情味あふれる非常に暖かい医療を提供しており、それにあこがれて私は医師を目指しました。
縁あって栃木県にある自治医科大学に入学しましたが、そこは地域医療を支えることができるように、幅広い病気に対応でき、「病気の専門医」というより、「目の前の患者さんの専門医」となれる医師を育成する大学でした。そして卒業後長崎の離島医療に身を置き、そこでいろいろな経験をしてきた中で、私がやりたい医療の原点はまさにそこにあると感じるようになりました。
地域に住む人が、

  • 知人に悩みを相談に行く感覚で医療を受けられる。
  • 相談さえすれば、専門外だからと断られることなく、どんな病気であっても少なくともどうしたほうがいいというアドバイスまでは受けられる。
  • 通院困難な高齢者でも人生を最後まで自宅で過ごせるようなサポートが受けられる。
  • 医学的に正しいからといって望まない、あるいは合わない医療を押し付けられない。
  • それぞれ自分のライフスタイルに沿った医療を受けられる。

これが私の目指したい医療です。
患者さんに「あのクリニックに行ってよかった」と感じていただけるよう頑張っていきたいと思います。

院長 本山 浩道

院長略歴

平成4年3月
自治医科大学医学部卒業
平成4年6月
国立長崎中央病院(現 国立長崎医療センター)にて初期研修
平成6年6月
長崎県離島医療圏組合(現 長崎県病院企業団) 奈留病院内科
平成8年5月
長崎県立成人病センター多良見病院(現 日赤長崎原爆諫早病院)内科
平成9年5月
長崎県離島医療圏組合(現 長崎県病院企業団) 上対馬病院内科
平成14年5月
自治医科大学呼吸器内科
平成15年5月
生月町立生月病院(現 平戸市立生月病院)内科
平成17年5月
長崎県離島医療圏組合(現 長崎県病院企業団) 上対馬病院内科
平成19年4月
長崎県離島・へき地医療支援センター(長崎県福祉保健部医療政策課)センター長
平成21年4月
(公社)地域医療振興協会 市立大村市民病院内科系診療部長